次女の誕生日
2019年 08月 05日
ストレスケアサロン ピアーノ・ピアーノです。
今日は次女の19回目の誕生日。
暑い真夏に元気に生まれてきてくれました。
冬生まれの長女と夏生まれの次女。
自分の思いをストレートに
歯切れよく伝える長女に対し
次女は周りの様子を伺い
そこに合わせるかのように話す子どもでした。
かと思えば行動は素早くて
「ちょっと待って!!!」と親が言い切る前に
飛び出しているような
勢いのある子どもでもありました。
何度心臓が止まりそうになったことか…。
ちなみに長女は「待っててね」と言えば
「いいよ」と言われるまでおとなしく待つ子でした。
「三つ子の魂百まで」といいますが
ほんとにそうだなあと思う今日この頃です。
長女が不登校になり、
辛い時期を過ごしていた頃
小学生だった次女は、
精一杯家族を気遣い、さりげなく姉に接し
自分のことは自分で、頑張ってくれていました。
本当は自分だって不安で、
辛い事、嫌な事もあっただろうに
お姉ちゃんの辛さ、苦しみを感じ取り
どんな接し方が姉にとってベストなのかを
いつも考えて行動してくれていたように思います。
普通に姉妹で喧嘩もしていましたが、
どんなに姉に腹が立っても
次女は一度も不登校のことで
姉を責めることはありませんでした。
次女の担任の先生が、
彼女の作文を見せてくれたことがありました。
そこには「妹だけど今は姉を守りたい」
と書かれていました。
そんなこと、家では一言もいわなかったのに…。
次女の器は親の私よりはるかに大きいと思います。
長女が元気を取り戻し、
自分らしく過ごせるようになった頃
今度は次女が力尽きたかのように
体調を崩し始めました。
そして彼女もまた、
しばらく学校を休むことになりました。
本当はもっと早くから休みたかったかもしれなのに
順番待ち?我慢してくれていたのだと思います。
私は感謝と申し訳なさでいっぱいになりながら
思う存分、心置きなく休ませてやろうと思いました。
ですが、彼女は自分の意志で
思いのほか早く学校に戻って行きました。
後で聞いた話ですが
休んでいるからといって
100%安心安全なのではなく
むしろ休んでいるからの辛さ、苦しさがあると
当時の姉を見ていて感じていたそうです。
なので、時々体調不良で休み休み
相当無理をしながらの登校だったと思います。
長女とは違う形の辛い時間を
彼女もまた過ごしたのでした。
変な言い方ですが、
わかりやすく休ませるしかないと感じた
長女の時とは違った次女の不調。
その関わり方もまた難しく、手探りで
全く上手くやれている気がしませんでした。
そんな時、私を応援し、支えてくれたのは長女でした。
大きな体験を乗り越えた彼女は
素晴らしいサポーターでした。
自身の体験を活かし、
妹を思いやり、母親である私をねぎらい、
自分は自分らしくいてくれました。
それぞれに辛い体験だったと思いますが
乗り越えた娘たちは力強く今を生きていて
私は彼女たちを尊敬し、誇りに思っています。
父親である夫も
私の、手探りで、試行錯誤の
時にはトンチンカンな行動に対して
決して批判せず、黙って寄り添い、話を聞き、
全面協力体制で見守り続けてくれました。
と、言っても、それまでの彼が
そこまで出来た夫だった訳ではありません。
我が子の一大事に
色んなラッキーな偶然が重なって
うまく巻き込まれて?くれたような気がします。
そんな時間を共に体験出来たことが
今の私たち家族を作ってくれたのだと思います。
ありがとう。私のところに生まれてきてくれて。
おめでとう。
あなたの人生がさらに豊かになっていきますように。
by grow-ripe | 2019-08-05 11:55 | 母と私と娘